「知られない」を乗り越えて
私はSnow Manというユニットを知らなかった。
正確に言うと、名前は知っていたけれど、積極的に知ろうとしていなかった。
6人のことを、その魅力を、私は何一つ知らなかった。
そんな私がSnow Manに目を向けたきっかけは、他でもない。
今年1月17日に発表された新メンバー加入だった。
この6人だったSnow Manというグループに、
の3人が加入することが決まったのだという。
私はもともと(と言ってもファンになってたった数ヶ月だったが)関西Jr.が好きだった。
だから二人が離れてしまうことはショックだったし、誰よりも関西Jr.が大好きで寂しがり屋な康二くんが一人で東京に旅立つことが、なんだか信じられなかった。
そして、加入するのは「Snow Man」というグループ。正直なところ、その時は全くピンと来なかった。
なにわ男子が出来て、関西での立ち位置が不安定なものになっていた気がしたから、康二くんの今後のキャリアを考えると良い選択なのだろう。でも、誤解を恐れずに言うと、このユニットに入って果たして大丈夫なのだろうか。そんな思いがあった。
康二くんに待っている未来がどんなものなのか、全く想像がつかなかった。
そんなぼんやりとした気持ちのまま、とりあえず滝沢歌舞伎東京公演に応募した。
自名義が初めて機能して、まさかの復活当選。
行け、と言われている気がした。
でもまずはメンバーの顔と名前を一致させなきゃ、と思った。そのレベルだった。
YouTubeも、最新の動画を少し見始めるようになった。
でもこの時はまだ、「康二くんがいるから」「歌舞伎に行くから」という理由しかなくて、どことなく義務感で追いかけていたような気がする。
RIDE ON TIMEを見始めた。
涙なしでは見られない関西Jr.の特集の次に始まったのが、Snow Manの特集だった。
じわりじわりと、Snow Manというグループの魅力が、そして覚悟が、伝わってきた。
関西からやってきて戸惑っていた康二くんを、それぞれ優しくフォローしてくれたメンバー。
「このグループはどうしても守りたかった」と話した深澤くん。
そして、「『知られない』を乗り越えたい」と話した佐久間くん。
いろんな言葉、行動の一つ一つが、これまでに形作られたSnow Manというグループを表しているように思えた。このグループを守ってきた6人が、優しくて、温かくて、強い人たちだということがわかった。
康二くんは、とっても素敵なグループに入れたんだなぁと思った。
3月25日。
Snow Man単独公演の配信を見た。
シンプルに、すごくすごく楽しかった。
ああ、私このグループが好きだ。9人が好きだ。
素直に「9人」に向けてそう思ったのは、これが初めてだったような気がする。
3月28日。
VS嵐を見た。
大好きな嵐とSnow Manの共演が心から嬉しかった。
キラキラした瞳で翔くんの話をする阿部ちゃんが可愛かった。
3月29日。
ミュージックステーションを見た。
心の底から嬉しそうに、堂々と歌って踊る9人の姿を見られて、幸せだった。
6人の強さも、9人の強さも、どちらも感じた。
Snow Manを応援したいと思った。
そこからはもう早かった。
気付いたら、いろんなことを調べ始めて、過去のYouTubeを見るようになって、水曜日がすごく楽しみな曜日になっていた。
滝沢歌舞伎が楽しみすぎて、電車の時間は余裕なのに、駅までの道を走った。(普通の通勤の日の朝。笑)
4月14日。
滝沢歌舞伎ZEROにお邪魔した。
当たった時はそうでもなかったのに、その日新橋演舞場にいたのは、既にSnow Manが大好きな自分だった。幕が上がる前、どきどきが止まらなかった。
そして、最初から最後まで、何なら終わってからも、ずっと楽しかった。
照くんの覚悟を決めたような力強い表情、深澤くんの凛とした表情、翔太くんの武器にしたいという歌声、阿部ちゃんの爽やかな笑顔、館様のいきいきとした表情、佐久間くんの抜群の表現力、めめの綺麗すぎる横顔とパフォーマンス、ラウールの堂々とした立ち居振る舞い、そして康二くんのいきいきとした、キラキラした姿。
そのどれもが格好良くて、印象的で、心に響いた。忘れられなかった。
この9人でやっていくという覚悟が、改めて伝わった。そしてまた改めて、私もその背中を押したいと思った。
今日5月3日は、Snow Manの結成記念日だそう。
ほんの少し前までSnow Manを知らなかった人間だけれど、「知られない」を乗り越えて、私はいまこのグループを応援したいと心から思っています。
「おめでとう」って言っても良いのかな。
でもそれよりもまずは、6人に「ありがとう」を伝えたい。
こんなに素敵なグループを作り上げてきてくれて。守ってきてくれて。そして、次のステージに進むために、3人を受け入れてくれて、本当にありがとう。
どこから目線なんだ、って感じだけれど、素直にそう思います。
9人の輝く未来を作る力の一部に、私もならせてください。
そしていつか必ず、9人の「新しい記念日」を一緒にお祝いしたいです。
これからもよろしくお願いします。