愛しさで星は廻る

DDおたくのひとりごと。嵐、室龍太くん、Snow Man、King & Prince

いまの気持ち

2019年1月27日、私はこの日を一生忘れないと思う。

 

今抱える複雑なこの気持ちを言葉にするのは難しいけれど、

怒り、では絶対にない。拒否感、とも少し違う。

なぜなら、伊達に10年も嵐ファンをしていないから。そして、彼らのことを(他の一般の人たちよりは)よく知っているという自負があるから。

「何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」

そんなあなたの言葉には、あなたらしさしかなかったから。その気持ちが痛いほどわかってしまうから。

そして、「解散」ではなく、「活動休止」という形を選んだこと、「1人でも欠けたら嵐ではない」から、5人そろって一度足を止める選択をしたということ、こんな時でもつとめて明るく、笑顔でいてくれること、

どれもが「私の知っている嵐」であり、「私の大好きな嵐」だったから。

5人が5人であることを誰よりも誇りに思っている、誰よりも5人を好きでいる、そんな5人がいつだって大好きで、大切で、そんな人たちがたくさんたくさん悩んで出した答えだから。それがわかるから。

受け入れるしかない。

 

頭ではわかっている。よくわかる。

あの会見を見たらなおさらだ。

あんなに嵐らしい空間があるのかなってくらいあたたかくて、真摯で、優しくて、でも強い決意が感じられて。

誰かがつまずきそうになったらすぐに誰かがフォローする。それが本当にごく自然に出来る。

そして5人は口を揃えて「嵐は宝物」「嵐が好きだ」「大切な仲間」と言う。

「リーダー一人が悪者に見えるなら、それは我々の力不足」だなんて。

こんな時までまだ好きにさせる。どんどん好きが増していく。ずるい。

 

だけど、だからこそ、こんなに大好きな人たちが並んで笑っている姿を見られなくなる日が来るなんて。信じられないし、気持ちが追い付かない。

この世に永遠なんて存在しないけれど、嵐にだけはそれを信じていたかった。

もちろん、二宮くんが言う通り、彼らは「いつまでも嵐」だ。嵐が消えてなくなるわけじゃないし、4人はきっとソロ活動をするだろうから、各々の活動を見ることもきっとできるのだろう。

だけど、5人の歌、5人のダンス、5人の番組、5人のCM、5人のシングル、5人のアルバム、5人のライブ、そして5人並んだその笑顔、、

それが見られない世界を、私はもはや知らない。

そんな世界で私は生きていけるのだろうか。

それでも生きていくしかないのだけれど、どうしても想像がつかない。

そんな世界は、どうしようもなく寂しい。

 

一方で、「素晴らしい区切りのつけ方」だと思う自分もいる。

世の中気付いたら終わっているものも多い中で、「きちんと終わりを迎えられる」というのはものすごく貴重で、幸せなこと。

たしか、ひみつの嵐ちゃんが最終回を迎えるときに、二宮くんがこんなニュアンスのことを言っていた。それがとても印象的で、私は何かが「終わる」時、それを前向きにとらえるために、いつも自分に言い聞かせている。

まさかこんなに早く、その二宮くんが所属する「嵐」というグループそのものにこのことを思う日が来るとは思わなかったけれど、

2年という猶予期間を設けてくれて、その時間の中で出来る限り多くのファンに会うために前代未聞の規模のツアーを開催してくれて…、きっと2020年にも世界中の人から労われて、あたたかく送り出されることになるのだろう。

こんなに素敵な区切りのつけ方(終わりではないはずなのでその言葉は絶対に使わない)ってないんじゃないか、と思う。

そんな嵐のファンでいられて心から幸せだと、初めて好きになった人たちがこんなに素敵な人たちで本当に幸せだと、思ってしまう自分がいる。

 

でも、でもやっぱり、5人の口から「最後まで」とか「ありがとうございました」という言葉を聞いてしまうと、どうしようもなく苦しくて、辛い。まだ終わりじゃないのに。

「いつか笑ってまた再会、そう絶対」

そんな言葉を心の支えに、信じてついていかなければ…とは思うものの、まだなかなか整理がつかない。

だけど二宮くんは、「前を向きすぎず、向き合いながら」進んでいきたい、と話してくれた。彼は本当に、肝心なときにどこまでも優しい。

 

衝撃と、寂しさと、愛おしさと、悲しみと、どこかに生まれた安堵感と、、

いろんな感情がごちゃ混ぜになって、今は気付くと泣いている。

きっと、この気持ちを咀嚼するのにはまだまだ時間がかかる。

でも、そんな私みたいな人のために、5人は「2年」という時間をくれた。

きっと本当にあっという間だけれど、今はただ、この時間を目いっぱい楽しんで、とにかくたくさん笑うこと。それが、一ファンである私に出来る、たった一つの恩返しなのかなと思う。

 

嵐に出逢えて、嵐のいるこの時代を生きることができて、心から幸せです。

まだまだこれからもよろしくお願いします。